けがに関してですが、老若男女問わず、怪我をすることは発生します。しかし、怪我の部位によっては何科に行けばいいのだろう、もしくは顔の傷だから少しでも綺麗に治してほしいなどの希望があると思います。私は形成外科出身ですので傷を綺麗に治すことは必須と考えておりますし、もちろんどの部位の重傷の傷でも多数の経験があります。挫創の縫合から専門医の加療が必要な重傷そうな傷まで遠慮なくご相談ください。

けがのことを医療では創傷と呼びます。創傷は切創、刺創、裂創、挫創など多岐に分類されます。創傷管理の原則としては感染を引き起こさせずに治すという事です。手術の創とは違い、転倒なので出来てしまった創は汚染されており綺麗とは言えません。その創部を最初から縫合してしまう(一次閉鎖)と感染に伴い傷が汚く残ったり治りが遅くなってしまったりすることがあります。汚染が少ないと判断した傷であれば一次閉鎖を行いますが、創が汚染されていて縫わない方が良いと判断するケースもあります。(二次閉鎖)

傷は局所麻酔使用後に洗浄してナイロン糸のような感染しにくい糸を使用し縫合します。また、頭部であればスキンステイプラという医療用のホチキスで器械縫合を行います。ステイプル自体がステンレスでできており組織反応が少なかったり、皮膚内に侵入する部分が少なく縫合に比べて感染のリスクが少ないなどの利点があります。

従来は乾燥ドレッシングといい創部を乾かして治癒させていく治療から大きく変わり創傷被覆剤を使用することにより湿潤環境で創を治癒させていく方法に変わっています。縫合に加えて湿潤環境を作ることで創は綺麗に治癒していくと考えられています。

創の種類によって治療方針は様々ですのでけがをされた時には、感染する前に受診してください。

当院の「けが治療」の特徴

傷をきれいに治すことを重視します

顔や目立つ部位の傷は、治療の質が見た目に直結します。
傷の状態を丁寧に評価し、洗浄・止血・縫合などを適切に行い、できるだけきれいな治癒につながる処置を心がけます。

どの部位の外傷でも、まずは診て判断します

けがの治療で大切なのは、「縫うべき傷か」「検査が必要か」「専門治療が必要か」を早期に見極めることです。
当院では、部位を限定せず、まず初期対応を行い、必要があれば適切な医療機関へ速やかにつなぎます。

対応できるけがの例

  • 切り傷・裂けた傷(挫創):縫合が必要かの判断、縫合処置
  • すり傷・擦過傷:洗浄、感染予防、適切な処置
  • 打撲・捻挫:状態評価、固定、必要時の画像検査の相談
  • 顔のけが:見た目も配慮した処置
  • 転倒後の頭部打撲:症状に応じた評価(頭痛・吐き気・意識の変化など)

※傷の状態によっては、専門医による治療(手術・高度な検査・入院管理)が必要な場合があります。その際は、提携先を含め適切な医療機関へ速やかにご紹介します。

こんなときは早めにご相談ください

  • 傷が深い/ぱっくり開いている
  • 出血が止まりにくい
  • 砂や汚れが入った、しっかり洗えない
  • 顔や目立つ場所を切った(跡が心配)
  • しびれ、動かしにくさがある
  • 腫れが強い、痛みが増してきた
  • 赤み・熱感・膿など感染が疑われる
  • 転倒後に頭痛、吐き気、ぼんやりする感じがある

当院の治療方針

当院では、挫創の縫合などの一般的な外傷処置から、専門医の加療が必要となる可能性のある重傷まで、まずは遠慮なくご相談いただけます。
患者さんの不安を減らし、必要な処置を丁寧に行い、必要な場合は適切な医療へつなぐ――それが当院の役割です。

「この程度で受診していいのかな」と迷うけがでも構いません。
気になる症状があるときは、どうぞ遠慮なくご相談ください。